白猫さんが泊まりに来る庭
子供も独立し、主人と二人、のんびりな毎日です。
私の祖母の家は、皇居まで歩いていけるほどの都心にあります。
でも、有り難いことに、とても静かな環境で、小さいながらも庭もあり、お花の好きな祖母は、季節ごとに花を咲かせたり、しそを摘み取って冷奴に使ったりしています。
とりわけ暑かった今年の夏は、庭に、変わったお客さんが来ました。
白猫です。
お隣の奥さんが猫好きで、縁側で外猫達にご飯をあげているので、そのご飯を食べに来ている猫だと思うのですが、熱帯夜になりそうな夕方になると、決まって祖母の庭に来て、寝転んでいるのです。
私が泊まりに行った日も、夕方カーテンを閉めようとして、ふと庭を見ると、白猫がいます。
おばあちゃん、白い猫が来てるけど?と訊くと、ああその子ね。
なんだかうちの庭が気に入ったみたいで、最近、良く泊まりに来てるのよ。
コンクリの所にお腹をつけて寝てるから、少しはひんやりして、寝やすいのかしらね。
と祖母。
朝になって庭を見ると、猫はもういません。
この町では、みんな、こんな感じで外猫さん達とうまく共存しているようです。
普通のインスタントだと思っていると
お隣のおじ様はいつも山ほどのインスタントのお買い物をして帰って来られます。
初めは他人事に思っていたのですが、どれどれ、私もやってみようかと、これまで口にしたことのない商品も購入して見ることにしました。
レトルトのカレーは昔からよく知られていますが、同じカレーでも、ご飯も一緒に入っていて、インスタントのカップ麺のように、お湯で調理できるものが出てきて、時代もかわった物だと思いました。
当然、こちらの方が一石二鳥で便利です。
洗い物も出ることなく、一つのカップで終了します。
私はインスタントのカレーが苦手だったのですが、最近はすっかりお気に入りになってしまいました。
それに慣れてきたある日、お勤め品のなかに大量に賞味期限間近のインスタントのうどんが置かれていました。
その時は、それがお湯を入れてつくるうどんだとばかり思っていました。
早速購入していざ作ろうとした時、それがIH対応の入れ物でつくるうどんであることがわかりました。
そのような調理器具もなく、結局中身を分解して、それぞれを調理していただくことに。
物を購入する時はいつもの慣れ、ではなく、良く見なければなりません。